件、油以外のもの(廃棄物、有害液体物資、工場排水等)による汚染が二六九件、赤潮が四五件であった。
<図2>海洋汚染の海域別発生確認件数(平成7年)

2、油による汚染
油による汚染は四九七件で、前年(三七三件)に比べて一二四件(約三三許)増加した。海域別では、東京湾が一二三件(前年三八件)と最も多く、次いで、瀬戸内海(大阪湾を除く)が九六件(前年七一件)、九州沿岸が五八件(前年四二件)と続いている。
排出源別では、船舶からのものが三八六件(前年三〇七件)と約八割を占め、陸上からのものが一二件(前年一四件)と続いており、排出源が特定できなかったものが九八件(前年五二件)となっている。
原因別では、故意によるものが一三三件(前年七九件)と最も多く、次いで取扱不注意によるものが一二四件(前年一二一件)、海難によるものが一〇九件(前年八八件)と続いている。
3、油以外のものによる汚染
油以外のものによる汚染は二六九件で、前年(三一五件)に比べ四六件(約一五パーセント)減少した。
汚染物質別では、廃棄物によるものが最も多く一九六件(前年一八八件)で、次いで有害液体物質が五三件(前年一〇一件)、その他(工場排水等)が二〇件(前年二六件)となっている。
海域別では、瀬戸内海(大阪湾を除く)が六五件(前年九九件)と最も多く、次いで大阪湾が四五件(前年一六件)、本州南岸が四三件(前年八八件)と続いている。
排出源別では、陸上からのものが一四六件(前年一七三件)、船舶からのものが七三件(前年二二七件)と続いている。
原因別では、大部分の二四八件